今話題のマイナンバーカードを巡り、SNSでは“かわいいカード”が話題になっていました。
31日、お昼ごろの千葉・流山市役所。
マイナンバーカードの交付窓口には、赤ちゃんを連れた家族が続々と訪れていました。
生後3カ月の赤ちゃんを連れたお母さんに受け取ったカードを見せてもらうと、赤ちゃんのマイナンバーカードでした。
3カ月の赤ちゃんのお母さん:
うれしかったですね。(Q.写真はいつぐらいに撮った?)2カ月くらいの時に撮った。これが一番ベストな写真で、ようやくOK出たのでよかったなって。
「申請の条件を満たす顔写真を撮るのに苦労した」という、わが子のベストショット入りのマイナンバーカードが完成し、皆さんにっこり。
11月に1歳になる赤ちゃんの親:
来月1歳なので、(今)11カ月。思いついて、取らなきゃって。
健康保険証と一体化したマイナ保険証に続き、2025年にはマイナ免許証もスタートするなど、活用の場面が広がり続けるマイナンバーカード。
しかし、なぜ生後まもない赤ちゃんのマイナンバーカードが必要なのか。
申請を急ぐ理由がありました。
3カ月の赤ちゃんのお母さん:
12月からマイナンバー(カード)が“顔(写真)つきじゃなくなる”って聞いて。
1歳未満のマイナンバーカードは、12月2日以降に申請すると顔写真がないものに変更されます。
そのため、写真付きがほしいという駆け込み申請が増えていたんです。
なぜ写真なしに変更されるのでしょうか。
1カ月前のわが子の写真が入ったマイナンバーカードを見たお母さんは、こんな感想を。
3カ月の赤ちゃんのお母さん:
1カ月ごとに顔は変わってくるので、前撮った写真は(見ると)前はこんな顔だったっけ?って。
わずか1カ月前の写真と今を見比べて、成長の早さにビックリしたといいます。
未成年者のマイナンバーカードの有効期限は5年。
日々変化していく赤ちゃん時代の顔写真が身分証明書として機能するのかという声も上がっています。
保護者は「記念にはいいかなと思うけど、証明書としては弱く感じる」「身分証としての使い方は合ってないかな?親としては思い出としてあってもいい」と話しました。
生後半年のころにマイナンバーカードを作った番組スタッフの子供は、現在2歳4カ月にまで成長し、顔立ちも一変。
2歳4カ月の娘を持つ母親:
顔は全く別人のように変わり、目も変わって、生まれたばかりは一重だったが今は二重に変貌を遂げた。
1歳未満のマイナンバーカードに写真が不要となることについて、デジタル庁を取材すると、「乳児の顔写真を撮影するのが難しいことや、成長が早いため顔がすぐに変わってしまうことなどが理由」と回答。
11カ月と4歳の子供の父親:
今、上の子が4歳だけど、その子を撮った写真も0歳の時ので、また更新しなきゃいけない。
一部の自治体では、「赤ちゃんの顔写真入りのカードが欲しい方は早めに申請を」などと呼びかけています。