まだ食べられるのに捨てられている食品、「食品ロス」の削減推進計画を見直す県の会議が開かれ、改訂版の素案をもとに意見が交わされました。
この会議は食品ロス削減の取り組みをより一層加速させようと、2020年に策定された県の計画を見直そうというもので、29日の会議では改訂版の素案が示され、参加者が意見を交わしました。
改訂版では「過剰な鮮度志向を改めるよう」消費者に呼びかけることや、食品流通の
商慣習の見直しを図るようドラッグストアや製造業などにも働きかけること。
さらに削減意識が低いとされる若い世代向けに動画やSNSで周知することなど新たな取り組みが盛り込まれています。
これに対し委員から、若者へは「啓発だけではなく、体験をともなうカリキュラムが必要だ」などといった意見が出されました。
県は29日の意見をもとに検討を進めていくことにしています。