県産コシヒカリの品質検査の結果が発表され、先月末時点の一等米比率は90.4%でした。
去年は、猛暑の影響で50.6%と過去最低の水準に落ち込みましたが、今年は平年並みに回復しています。
北陸農政局の発表によりますと今年9月末時点の県産米全体の一等比率は、91.1%で過去最低となった去年の同じ時期と比べて、34.3ポイント高くなり、平年並みの水準となりました。
品種別では、主力のコシヒカリが90.4%でプラス46.8ポイント、高温に耐性のあるブランド米、富富富は98.3%でプラス3.2ポイントでした。
一等比率が回復した要因について県農産食品課は、記録的な猛暑となった去年と比べ、夏の高温が和らいだことに加え、田植え時期を遅らせたり、水管理を徹底したりと生産者が適切な暑さ対策を行ったためと見ています。