衆院選で大幅に議席を増やした国民民主党の玉木雄一郎代表。
今後の政局のキーマンは、29日、自民・公明両党の連立政権に参加しないと断言しました。

国民民主党・玉木代表:
(自公連立政権入りは?)ありません。とにかく政策実現に全力を傾けるので、連立にすることはありません。政策ごとにいいものには協力するし、ダメなものにはダメと言っていく。

衆院選の結果、与党の議席数は215議席。
国会運営や政権を担う際の議席数の目安である過半数233に18議席届きませんでした。

こうした状況でキャスティングボートを握るのが、公示前の4倍28議席を獲得した国民民主です。

国民民主党・玉木代表:
(与党が)過半数を割った状況の中で、今政権に求められているのは丁寧に多くの声に耳を傾けることだと思う。

与党が過半数を割る中、11月の特別国会では、総理大臣指名選挙が行われます。そこで注目されるのが、国民民主の28票の行方です。

関係者によりますと、立憲民主党は野田代表と玉木代表の党首会談開催を呼びかけていました。総理指名選挙での協力を求めるためです。

しかし28日夜、国民民主はこれに応じられないとして党首会談の開催を断ったということです。

29日の会見で、玉木代表は「今聞かれれば、1回目も2回目(決選投票も)も『玉木雄一郎』ということ以外ありません」と断言し、「現時点で国民民主の議員は玉木雄一郎に投票する」と述べました。