岩手県奥州市前沢では10月、火の気のない場所での火事が相次いでいます。
警察は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を進めるとともに現場付近で目撃された男との関連を調べています。
内記和人記者
「自動販売機が焼けた現場です。今回の火事は建物の中にまで火が燃え移っていました」
10月16日の夜、奥州市前沢生母の北上川東部土地改良区で敷地内に設置されていた飲料の自動販売機が焼ける火事がありました。
けが人はいませんでしたが、自動販売機に隣接する建物の窓ガラスが割れて火が入り、内側にあったブラインドも焼きました。
また、26日の夜にはこの現場から北西に2キロほど離れた農機具店で展示中の農業用機械の一部が焼ける火事も起きています。
捜査関係者によりますと、当時、火事を通報した通行人が、現場付近をうろつく高齢の男とみられる人物を目撃していたということです。
2つの現場は火の気がなく油を使って火を付けたとみられる跡が見つかったことから、警察は連続放火事件の可能性もあるとみて捜査を進めるとともに、現場付近にいた男との関連を調べています。