広島・東広島市の宮崎神社で15日、男がさい銭箱から数千円を盗んだ。男は参拝のふりをして周囲を確認すると、さい銭を盗んで逃走した。男の年齢は60代から70代と見られている。警察は窃盗事件として捜査を進めている。
1礼2拍手…参拝者に紛れた“さい銭ドロボー”
広島・東広島市の宮崎神社で15日、カメラが捉えたのは、お参りにきた参拝客ではなく、コソコソと腕を伸ばしカネを盗み取っていく“さい銭ドロボー”の姿だった。
この記事の画像(11枚)神社の参道を歩き、まっすぐに本殿へと向かう男は、さい銭箱の前で1礼2拍手と参拝を終えたその時、さい銭箱の中をジロジロと覗き込んだ。
周囲を警戒しているのか、一度その場を離れるが、再びさい銭箱の前に戻ってきた次の瞬間、さい銭箱に覆い被さると、裏側をなにやらガサゴソとし、伸ばした手の先には白いモノが握られていた。
宮崎神社・宮司は、「中には封筒やのし袋に包んで(さい銭を)収めるという方もいまして」と話す。
宮司が憤り「神様に対して無礼」
男はさい銭を盗むと、そそくさと立ち去っていった。
宮司によると、盗まれた金額は約数千円で、男の年齢は60代から70代くらいに見えたという。
神様の目の前でカネを盗むという、なんとも罰当たりな男に対し、宮崎神社・宮司は「自分の人生を台無しする行為。皆さんがお供えされたものを盗んだ。神様に対して無礼ですので、謝罪するのであれば神様、参拝者の方々…」と語った。
宮司は被害届を提出していて、警察は窃盗事件として捜査を進めるとともに、情報提供を呼びかけている。
(「イット!」10月18日放送より)
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