10月15日は「人形の日」です。その人形の日に合わせ、壊れたり不要になったりしたぬいぐるみや人形を供養する神事が、福井市の足羽神社で営まれました。
足羽神社では「万物に神や魂が宿る」という考えから、家にあった人形やぬいぐるみを、いままでお世話になった感謝の気持ちを込めて供養する神事を、毎年人形の日に合わせて営んでいます。
供養する人形は、10月1日から15日午前中にかけて県内外から集められました。その数は約2000体。ひな人形や五月人形のほか、西洋人形やキャラクターのぬいぐるみなど様々な種類の人形が寄せられました。
足羽神社の権禰宜(ごんねぎ)・角鹿尚文さんは「人の顔がついた物の廃棄の仕方に困ってる方が多い」と話します。
供養に参列した人たちは「子供との思い出の品です」「いまは晴れやかな気持ち」
「来年もきたい」などと話していました。
足羽神社に集められた人形やぬいぐるみの魂は人をかたどった紙に移され、権禰宜によるお祓いや、参列者から玉串を捧げられたあと焼納されました。