11日にノーベル平和賞の受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会が東京都内で会見を行い、「核兵器をなくすことについて真剣に考えなくてはならない中での受賞になった」と喜びをあらわにしました。
日本被団協・田中煕巳代表委員は、「一晩明けて今朝になったらやっぱり本当だなと。(Q.どのような行動を託されたか)核兵器がなかなかなくなっていかないという状況を含めて、これから若い人に核兵器のことや私たちがやってきたことを伝えていかないといけない中で、そのことを被団協はおさえて運動していると言っておられる気がする」と語りました。
また被団協の田中代表委員は、半世紀にわたり活動を続けることができた理由について問われると、自身の戦争経験を踏まえ「戦争はあってはならない、核兵器は使ってはいけないと思った」と訴えました。
さらに、「核兵器をなくすことについて真剣に考えなくてはならない中での受賞になった」と喜びをあらわにしました。