イスラエル軍が11日、国連レバノン暫定軍を2日続けて攻撃したことを受け、各国から非難が相次いでいます。
レバノン南部で平和維持活動を行う国連レバノン暫定軍は11日、イスラエル軍による攻撃で兵士2人が負傷したと明らかにしました。
この攻撃についてイスラエル軍は親イラン武装組織ヒズボラとの戦闘中に起きたものだと認めた上で、発砲前に国連軍に対し、安全な場所にとどまるよう指示したと釈明しています。
レバノン南部では前日にも同様の発砲で、国連軍の兵士2人が負傷しています。
こうした事態を受け、フランス、イタリア、スペインの首脳は11日、共同声明を発表し、「平和維持部隊への攻撃は国際人道法の重大な違反だ」などとして、イスラエルに対し国連軍への攻撃をただちに停止するよう求めました。
アメリカのバイデン大統領も11日、平和維持部隊を攻撃しないようイスラエルに要請すると述べるなど各国から非難が相次いでいます。