世界共通の教育課題を議論する国際会議の代表団が輪島高校を訪れ、被災地を元気にする生徒たちのユニークな取り組みを視察しました。
10日、輪島市の輪島高校を訪れたのはスウェーデンやトルコ、エストニアなどの脳科学者、AI研究者のほか県外の中高生などOECDの関係者25人です。OECDでは毎年、各国共通の教育課題を議論する国際会議を開いていて今年は日本での開催となったことから輪島市の視察を決めました。訪れた関係者は地震の被害を受け断水が続く校舎を平野校長の案内で視察しました。この後、輪島高校の生徒たちは「みんなの主張」と題し、地震や水害で大きな被害を受けた地元を元気にするアイデアを校舎の屋上から発表しました。
高校生「どうにか輪島市に本を買える場所を作ってもらえませんでしょうか。お願いします!」北野教育長「気持ちはよく分かったから…すまん」高校生「じゃあ自分で計画立てます」北野教育長「えらいぞ」
生徒たちからは、他にも解体で空き地となった場所での映画の上映など 様々なアイデアが出されました。
生徒:
輪島をもっといい町にしていけたらと思いました。もう一回活気のある輪島に戻ってほしいです
OECDの関係者は11日も県内を視察する予定で、今後、東北大学で開かれる学会で報告することにしています。