政界引退を表明していた立憲民主党の菅直人元首相が8日、衆議院議員として最後の会見を行った。
議員会館で会見を開いた菅氏は「薬害エイズや福島第一原発事故の問題、ある程度私なりにやれた、必要なことができた。ある意味、やりがいのある政治生活ができたかな」と議員生活を振り返った。
引退理由について「基本的には年齢の問題だ。元気に活動してきたがもう77歳」として自身の年齢をあげた。
政治状況については、「日本の政治にとって非常に良くない状況だ。もう一度政権交代を実現してもらいたいと願う」と後輩たちに思いを託した。