「長崎スタジアムシティ」が10月14日に長崎市に開業する。スポーツ観戦からグルメ、宿泊まで一日中楽しめる新たな複合施設に注目が集まっている。開業を目前に控え、施設内部がメディアに公開された。そこは訪れる人によって楽しみ方が変化する施設だった。

全国初!スタジアムとホテルが隣接

長崎スタジアムシティの中核を成すのが、「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」だ。全国初のサッカースタジアムに隣接するホテルとして注目を集めている。

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14階建ての建物には243の客室があり、7つのレストランやラウンジ、さらに天然温泉やサウナ付きのプールも備えている。中でも目を引くのは、スタジアムを望む客室だ。

「部屋の中はサッカーであふれています。ベッドにはサッカーボールのクッションがあります。サンフレッチェ広島とのコラボの部屋には、V・ファーレン長崎の青、サンフレッチェの紫の絨毯が敷かれています」と、施設を体験したテレビ長崎の山口史泰アナウンサーは興奮気味に語る。

試合開催日には、これらの客室を観戦席として販売するという。ふかふかの座席でゆったりと試合を観戦できるぜいたくな空間は、サッカーファンにとって夢のような体験となりそうだ。

ちなみに宿泊した部屋にある家電やアメニティは商品としても販売される。使い心地を試してインターネットなどから購入できる。

長崎の味と景色を堪能

ホテル内のレストランも長崎の魅力を存分に感じられる。フレンチレストラン「LES CINQ SENS」では、長崎県産の食材を使ったコース料理が提供される。

コの字型のオープンキッチンで調理の様子を見ながら、シェフとの会話を通じて料理の魅力をじかに感じることができる。

宿泊者でなくても予約なしでも利用できるカフェ「CAFES&DINERS VERDE」
宿泊者でなくても予約なしでも利用できるカフェ「CAFES&DINERS VERDE」

カジュアルに利用できるカフェ「CAFES&DINERS VERDE」もある。宿泊者でなくても予約なしでも気軽に立ち寄り、ケーキを食べながら試合を楽しむこともできる。サッカー観戦をしながらの優雅なアフタヌーンティーの時間に新しい観戦スタイルの可能性を感じさせる。

朝食は和洋中のバイキング形式
朝食は和洋中のバイキング形式

朝食では和洋中30種類の料理が楽しめ、長崎産のヒラスやレモンステーキなど、地元の名物が並ぶ。長崎のグルメを楽しみながら自慢の長崎の景色を楽しめるとあって、一日の始まりを特別な時間でスタートできそうだ。

和華蘭の空間で整います

ホテルに隣接する商業施設「STADIUM CITY SOUTH」には、天然温泉のある温浴施設「YUKULU」がオープンする。

「和華蘭サウナ」を体験(温浴施設「YUKULU」内)
「和華蘭サウナ」を体験(温浴施設「YUKULU」内)

ここでは長崎の特徴である「和華蘭」の雰囲気を味わえるサウナが注目だ。

「長崎をイメージしたサウナがあります。それが和華蘭サウナ。茶色い木を使い和風な雰囲気なんですが、壁にはステンドグラス。中国格子をあしらっている。異国情緒あふれる長崎を表現している」と山口アナウンサーは説明する。

誰でも無料!屋上の足湯からは長崎の景色が一望できる

さらに、屋上にある足湯は誰でも無料で楽しむことができる。サウナは水着と館内着を着用すれば入ることができる。

地域創生の新たな拠点に

この一大プロジェクトを手がけるリージョナルクリエーション長崎の岩下英樹代表取締役社長は「ジャパネットグループ総力をあげての地域創生事業になる」と意気込みを語る。

リージョナルクリエーション長崎 岩下英樹代表取締役社長
リージョナルクリエーション長崎 岩下英樹代表取締役社長

「1つ1つのイベントや催し事がとにかく満員でにぎわうことを目指したいと思っている」という言葉からは、地域活性化への強い思いが感じられる。

スポーツ観戦、ショッピング、宿泊、そして娯楽まで、1日中楽しめる新しい複合施設「長崎スタジアムシティ」。10月14日の開業を目指し、長崎の新たなランドマークとして期待が高まっている。

(テレビ長崎)

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テレビ長崎
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