残暑も収まり、いよいよ「スポーツの秋」。
東京都内で開かれた体験イベントでは、やり投げの北口榛花選手(26)など、パリオリンピックのメダリストたちが、子供たちに競技の楽しさを伝えました。
約30人の小学生の前で準備運動をするのは、パリオリンピックのやり投げで金メダルに輝いた北口榛花選手ら3人のトップアスリート。
競技の魅力や上達に向けた秘訣など、身振り手振りを交えながら小学生にアドバイスを送りました。
男子110メートルハードル 5位・村竹ラシッド選手(22):
(速くスタートを切るコツは)前に出した足に、ちょっとだけ体重をかけてあげる。
女子やり投げ 金メダル・北口榛花選手:
腕をしっかり振ってあげると、もっと速く走れるようになると思います。私はやり投げ選手だけど…。
北口選手らが直接指導する体験会。
やりの代わりに使われるのは、ジュニア向けにゴムで作られた「ジャベリックボール」というものです。
憧れのアスリートのお手本に、小学生たちも挑戦します。
北口榛花選手:
体を大きく使うこと。朝起きてウ~ってやるときみたいに大きく使うのが一番大事。
フェンシングでは、基本的な動作を学んだ後、判定のための機械を着けて、金メダリストの加納虹輝選手(26)との対戦も行われました。
指導を受けた小学生たちは、「(北口選手が)かっこよかった。北口さんとかと一緒にやれて楽しかったです」「フェンシングの試合でみんなと一緒にいろんなことやって楽しかった」などと話しました。
そして、トークショーで北口選手は、子供たちからの質問にパリオリンピックのちょっとした裏話を明かしました。
北口榛花選手:
準備から試合まで、だいたい身につける物とかを全部一緒にしていて、こういうアクセサリーつけてとか、こういうメイクをしてとか、下着も決まっていた。