さいたま市の自動車販売店で29日、白いキャップとマスク姿の2人組が事務所に侵入し、車6台を盗む事件が起きた。高級車を狙ったと思われる計画的な犯行で、被害額は700万円以上に上ると言う。被害にあった男性は、警察に被害届を提出しているという。
わずか1時間の犯行…10台中6台が盗まれる
さいたま市の自動車販売店で9月29日午前3時頃、白いキャップを被ったマスク姿の不審な2人組をカメラが捉えた。
この記事の画像(12枚)事務所の敷地内をしばらくうろつくと、2台の車に別々に乗り込み、車を盗んでいった。店の従業員がいない深夜の時間帯を狙った車ドロボーだ。
約1時間の犯行で盗まれたのは、10台中6台もの車だった。
被害に遭った車販売店の代表は「ガラスが割られて、鍵を内側から開けられて、事務所に侵入されて…」と事件の経緯を説明した。
まず車ドロボーが侵入したのは、自動車販売店の事務所で、机の引き出しをあさったり、クッションをめくったりして辺りを物色していた。
車販売店の代表は、「事務所は物色されていたけど、車の鍵以外があまり盗まれている様子がなかった」と被害の状況を語った。
「被害額は700〜800万円」高級車ばかりを狙う
2人組が探していたのは、事務所内に保管されていた車の鍵だった。
その後、敷地内に止めてあった車6台を次々と盗んでいったという。その手口にはある特徴があった。
車販売店の代表は「まさか自分が被害に遭うとは正直思っていなかったので、驚きました」と話し、「価値が高い車から、持って行かれたような形跡があった。(被害額は)700万円から800万円いかないぐらい」と被害の状況を語った。
大衆車には目もくれず、高級車ばかりを狙った高級車泥棒だった。さらに、車販売店の代表は「金額帯が高い車が並んだ瞬間ではあったので、もしかしたらタイミングを見計らっていた可能性はある」と指摘する。
高級車が揃ったタイミングを見計らった計画的な犯行だったのか。被害に遭った男性は、警察に被害届を提出しているという。
(「イット!」10月3日放送より)