那覇市内のホテルが、社会貢献活動の一環で、客室で使用していたテレビ40台を子どもの貧困問題の支援に取り組む団体に寄贈しました。
県内の子ども食堂などに食料品や生活物資を届けている「おきなわこども未来ランチサポート」に対し、テレビ40台が贈られました。
テレビを贈ったのは、那覇市のホテルパームロイヤルNAHAで、館内の改装にともない客室のテレビを交換したもので、状態が良いことから廃棄ではなく活用の仕方を検討していました。
ホテルパームロイヤルNAHA高倉直久総支配人:
「(テレビを)買いたくてもなかなか買えない個人であったり、団体やサポートしている組織にお配りをしたほうがいいんじゃないかという案が出た」
受け取った団体は、子どもたちの娯楽や教育のために役立てたいとしています。
子ども食堂すまいるカフェ北谷本永悦子代表:
「こういうものになかなか慣れ親しんでいない子どもたちもいるので、クラスのみんなとちゃんと話ができるように何でも見せたいと思います」
ホテルパームロイヤルNAHA高倉直久総支配人:
「得た収益の一部は地域に還元しようという気持ちで、また新しい寄贈先や還元の仕方を模索している」
おきなわこども未来ランチサポートは、食料品や日用品などの提供や寄贈を随時受け付けていて、子どもの貧困を解決するために協力してほしいと呼びかけています。