「空ナビ」です。TSSの屋上には気象予報士の青坂さんがいます。

【青坂匠 気象予報士】
あす3日~4日にかけての雨、台風の影響も間接的に受けることになりそうです。
そもそも台風については今年9月に8つ発生しまして、実に11年ぶりなんです。
台風、まさに今、発生しやすい状態になってるわけなんです。

日本のはるか南・熱帯地域の海面水温が例年よりも高くなっている影響で台風が発生しやすい状況になっています。

台風には様々な警戒ポイントがあるんですが…その一つとしてお伝えしたいのが「離れていても油断大敵」ということなんです。
状況としてはこちらです。
夏の空気と秋の空気の押し合いによって、日本付近は前線がかかる予想です。
これだけでも雨は降りやすい状況になりますが、ここでポイントとなるのが天気予報でも連日お伝えしている台風18号です。

台湾の周辺にいて、動き自体も遅く現時点で広島から見て離れています。
ところが台風というのは海から蒸発した水蒸気をたくさん蓄えてます。

台風だけの風でも遠くに広がってしまうものなのですが、やっかいなのはこちらの夏の高気圧。まだまだ日本近くにも張り出していますので、この水蒸気を多く含んだ湿った空気の流れ込みをアシストするんです。
これによって台風は離れているのに、天気が崩れやすい・降水量の増加にもつながる恐れが主に3日、4日にかけて出てきます。

まさに台風・秋雨シーズン真っ只中ですので、防災のポイントとしては…こちら!「何を買っとったっけ?」
これまでの備蓄として何を買っていたか、あるいは、もしものときにはこういう行動をしようと想定されていたこと、今一度思い出すという作業をして、備えの再確認をお願いします。

テレビ新広島
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