自身のSNSフォロワーにバイクのエンジンを盗まれたという男性。その後、盗まれたエンジンは手元に戻ったが、被害男性の怒りは収まらない。一体何故。

「エンジンだけ根こそぎない」

エンジンが盗まれたのは、JR小田原駅から約1.3km離れた住宅の駐車場。

この記事の画像(26枚)

被害者の男性は「いつもみたいに(バイクに)またがって乗ろうとしたら、あれ?軽いなって思って、ぱっと見たらエンジンだけ根こそぎなくて、これ盗まれたんだなと」と話した。

駐車していたバイクのエンジンが盗まれた持ち主の男性は、Xに投稿。

すると、その日の夜、バイクの横にエンジンと置き手紙が置いてあり…、

「すいませんでした。フォロワーです。生活がきびしくこんなことでしかお金がかせげない。以後二度と同じことしないので許してください」と書かれていたという。
謝罪の言葉の下には、「ボーチ」という名前と、サインのような謎のマークが書かれていた。

被害者は「かなりショックでした。新車当時からのエンジンなので。お金ないなら自分で稼げよと思います」と話す。

戻ってきたエンジンは “別物”

しかし、男性をさらに激怒させた理由が他にもあったのだ。手元に戻ってきたエンジンは盗まれたものとは別のものだったのだ。

被害者は「それもXに投稿したら何千リポストされてて、次の日の朝出勤しようと思って玄関開けたら前にエンジンが置いてあった」と話した。

今度は盗まれたエンジンが玄関の前に置いてあったという。しかし、その姿は大きく変わり、持ち主の男性はがく然としたという。

「外装が缶スプレーでシルバーに塗られてて、売る予定だったと思うんですよね、バレないように」と被害者は話す。

男性によると、犯人が盗んだエンジンは希少なもので、売ればかなりの価格になるそう。

そうした中、男性を困惑させているのは最初に犯人が置いていった謎のエンジンが手元に残ったままだということだ。

被害者:
(エンジンが)2個ある状況なんですよ。これ誰のか分からない。多分盗んだエンジンだと思うんで、今はこれどうしようって感じです。

男性によると被害額は10万円以上で警察に被害届を出したいい「警察官も初めてだと言ってました。エンジンだけ(盗まれるの)はかなり珍しい」と話す。

警察は被害届を受理し、窃盗事件として捜査を進めている。
(「イット!」 9月30日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(26枚)