ビミョーな違いで全5種類

出汁をとったり、カルシウム不足を補うためにそのまま食べたりもする「煮干し」。
そんな私たちにとってお馴染みの食材がメタルになった。

その名もメタルナニボシ

煮干しがメタルに…といってもよくわからないかもしれないが、「コップのフチ子さん」などを販売している株式会社キタンクラブが製作したカプセルトイのことで、4月2日に発売される。

中羽
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煮干しの骨の部分やフォルムの曲線など細かいところまで忠実に表現されているところにこだわりを感じるが、やはりなんといっても亜鉛合金製で作られた、銀色の光沢のメタル感が特徴的だ。

しかも、1種類だけでなく、中羽(60mm)・小羽A(47mm)・小羽B(45mm)・チリメン(33mm)・カエリ(40mm)の全5種類あり、値段は各300円(税込み)、大きさは33mm~60mm程度。ただ、5種の商品名は実際の煮干しやいりこのサイズや名称の定義には即していない。

何ともシュールなカプセルトイに、Twitter上では「メタルナニボシ欲しい」や「用途は分からないけどなんか欲しい」という期待の声があり、早くも話題となっている。

なぜ煮干しを金属で作ろうと思ったのか?株式会社キタンクラブ広報西村彩加さんに聞いた。

煮干しの銀色に輝くメタル感とフォルムから着想

左 実際の煮干し 右メタルナニボシ

ーーカプセルトイでなぜ煮干しというものを選んだのか?

メタルでニボシを作るというアイデアが一気にどーんと来たので作りました。
煮干しの銀色に輝くメタル感とフォルムから着想を得たためです。


ーー今までメタルシリーズというのはあったのか?


これまでメタルシリーズはありませんでした。キタンクラブでの完全金属製商品は初となります。


ーーなぜ5種類作ったのか?

ガチャガチャ商品のフォーマットが通常5〜6種類なので、それを踏まえました。


ーーどのような客層をターゲットにしてるの?

老若男女すべての方々に手に取っていただけるかと思います。ただ、男性からの反響は高いです。また、普段ニボシを摂取していらっしゃる方、ニボシのフォルムに魅了されてやまない方にもおすすめです。


 ーーおすすめの使用用途あるの?

オブジェとして飾る、細かい造形に触れて楽しむなどです。



使い方は、インテリアとして飾るもよし、キーホルダーとして持ち歩くもよし、触って楽しむのもよしというキタンクラブ初のメタル商品とのことだが、こういった面白いアイデアはどのように生み出されるのだろうか?

何パターンもトライを繰り返した

ーー企画会議はどのような雰囲気?

終始和やかですが、企画担当者の出すアイデアが商品につながるので企画書を出した瞬間「面白いかどうか」緊張感はあります。企画担当者が出したアイデアが「面白い!」「これやろう!」となった瞬間、どう形にしていくか、どういう素材にするかまでみんなで一度話し合ってから商品になっていきます。企画会議が終わった後はみんなでカレーのケータリングを食べるのがルーティーンです。


ーー制作にあたっての苦労はあった?

正直全然苦労してないんですが、あえて言えば、メタルという素材で商品を作ることが初めてだったため、生産に向けた工場での調整に苦労しました。
特にメタル感の再現に関して、クオリティを優先すると多額のコストがかかってしまいますし、逆にコストを優先すると彩色でディテールが消えてしまいます。

何パターンもトライを繰り返し、最終的にはコストがかかっても良いので、原型で作ったディテールがなるべくそのまま出るように薄いメッキをかけてもらうことでクオリティの高い商品に仕上がるように調整しました。

まずは、全種コンプリートして5種類のビミョーな違いを見比べるのも楽しいかもしれない。そして自分のお気に入りのメタルナニボシを見つけてみるのはどうだろうか。