生徒の受験に付き添うためという理由で男子生徒と同じホテルの部屋に宿泊し、生徒の体を触るなどしたとして、県は上越地方の高校の50代の男性教師を6ヶ月の停職処分としました。

生徒(当時高校3年生)に対してセクシュアル・ハラスメントを行ったとして、停職6ヶ月の処分を受けたのは上越地方の高校に勤める50代の男性教師です。

男性教師は去年11月、自身が担任を務める男子生徒の受験が心配だからという理由で、生徒が受験する大学周辺のホテルを1室予約し、生徒と同じ部屋に1泊したということです。

生徒は同じ部屋に宿泊することを事前に知らされていませんでした。

そして男性教師は、室内でマッサージと称しベッドの上で生徒の肩から足にかけて服の上から全身を触ったということです。

直後に男子生徒から学校に「教員からマッサージと称して体を触られ不快感や恐怖心を覚えた」という旨の相談があり、その後県教育委員会が聞き取り調査などを行い男性教師の行為が発覚しました。

男性教師は自身の行為を認めていて、「男子生徒の肩を揉んだら固かったから全身を揉んだ」「自分の行為が恐怖心などを与えることになったことに対して生徒に非常に申し訳なかった」などと話しているということです。

また男性教師は、行為が発覚した去年11月から心身の不調を理由に休職しています。

県教育委員会高等学校教育課は「このような事態は県民の皆様に学校教育に対する信頼を大きく損なう行為で極めて遺憾であり申し訳なく思っている。改めて今後一層、指導を徹底して参りたい」とコメントしています。

NST新潟総合テレビ
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