岸田首相は18日、公明党の山口代表と昼食をとりながら“最後の党首会談”を行った。
正午過ぎから首相官邸で会談した岸田首相と山口代表は、ともに今月、党首を退任する。
会談後、記者団の取材に応じた山口代表は、「(自民)総裁と代表として会談をするのは事実上、最後なのだろうと思う」と述べた。
会談で山口代表は、退任の意向と理由を岸田首相に説明し、「岸田首相が総裁選に出馬しないことを表明したことも私の背中を押した。公明党として活力を保持する、あるいは新しい活力を生み出すために、世代交代を図っていきたい」と伝えたという。
岸田首相からは「残念な思いもあるが、長い間、本当にありがとうございました」と言葉をかけられたという。
山口代表は、「互いにこの時代を見てきた。そういうことを思い起こしながら懇談した」と述べた上で、「今後も末永く交流をしていこうという互いの思いを交わした」と明かした。
岸田首相と山口代表は、昼食をともにしながらの会談を、月1回のペースで行っていた。