フジテレビでは今、持続可能な社会のために何ができるのかを考える、「楽しくアクション!SDGs」キャンペーンを行っています。

18日は、カカオ職人と化学メーカーの挑戦を紹介します。

銀座4丁目の交差点そばに、オープンして1周年を迎えたベルギーのチョコレートブランド「ブノワ・ニアン」があります。

カカオ職人のブノワさんが手がけるチョコレートや焼き菓子をはじめ、カフェでは日本限定のパフェを味わえます。

店舗では繊細な味わいを楽しめるよう、有機EL照明で光を演出。

また、持ち帰り用のバッグやストローに、海水で分解される特殊なエコ素材を採用しています。

環境にも配慮したこの店舗を日本で展開するのは、実は化学メーカーのKANEKAです。

株式会社KANEKA グローバル調達チームリーダー・菊田章弘さん:
(ベルギーで出会った)ブノワさんは自然環境や労働環境を改善するSDGsの考えをお持ちで、『カネカは世界を健康にする』というビジョンとブノワさんのビジョンがマッチしたので(コラボしました)。

ブノワさんはヨーロッパ屈指のカカオ職人でありながら、ペルーで環境に配慮した農園を運営し、カカオ生産者とのフェア・トレードにも取り組んでいます。

ブノワさん:
適正な料金を支払うこと(フェアトレード)が、現地の人々の生活の豊かさにつながる。それこそがとても重要だと私は感じている。私たちのチョコレート事業は、カカオへの愛と情熱ありきです。その活動が誰かの犠牲の上に成り立つということは全く考えられません。

カカオ職人と化学メーカーの異色タッグが、地球にも、人にも優しいショコラトリーを体現しているのです。