中国・江西省で、自らを“神”と呼ぶ公務員の男性が、店員を屈服させようと暴行する様子がカメラにとらえられた。
男性は値引きを強要し、断られると、店員を「ゴミ」と呼んで暴行を加えたという。
男性は、職権を盾に横暴をはたらいていて、その映像に批判が殺到し、その後、停職処分となった。
「値引きしろ」店員に“神”と自称する客
中国・江西省で13日、コンビニエンスストアの防犯カメラが撮影していたのは、レジ奥で店員の髪をつかみ、もみくちゃにしたうえで、「オレは神だ!」と自らを神様だと声高に叫ぶ男性の姿だ。
この記事の画像(11枚)当時、買い物しようとコンビニに立ち寄った制服姿の男性が、店員にいきなり、「値引きは
あるよね?」と迫ったことが発端だったという。
店員に「ないです」と値引きを断られると、男性客は「なんなんだ!このゴミ」と、店員をゴミと呼ばわりし、怒り始める。
店にやってくるなり、横柄な態度で店員をののしった男性客。
実は公務員だという。
「なぜ暴言を吐くんですか?」とおびえる店員に対し、男性客は「お前がゴミだから言ってるんだよ!値引きしてくれって意味だよ!ダメなのか?!」と迫った。
そして男性は、店員をつかむと、レジへと押し込んだ。
店員は必死に抵抗するものの、髪をつかまれ、もみくちゃにされて一方的に殴られてしまう。
監視員の職権乱用…暴行を行う男
男性客が横柄であり得ない行動を行える理由は、客自身の仕事が関係していた。
実は、公務員の男性が行う仕事は、違法な営業や駐車違反などを取り締まる監視員なのだが、中には権力を盾に賄賂を要求したりするなど、やりたい放題の監視員もいるという。
実際、男性客は店員に対し、「このあたりはオレが管理しているんだぞ!お前はゴミ、オレは神だ!」と暴言を浴びせていた。
しかし、この動画がSNSで公開されると、「監視員は強盗並みの存在だ」、「一般の人なら逮捕だよね」などと批判が殺到。
問題の公務員はすぐに停職処分となり、調査を受けているという。
(「イット!」 9月17日放送より)