東京・中野区にある高級タワーマンションで交際相手の首をはさみで刺し、殺人未遂の現行犯で25歳の女が逮捕された。刺された男性は、その後、死亡した。交際開始から半年ほどだという、2人の間に一体何があったのだろうか。

口論がもみ合いに発展…交際相手の首に“はさみ”

17日、警察車両の後部座席で顔を隠す女。

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交際相手の首をはさみで刺し、殺人未遂の現行犯で逮捕された佐藤琴美容疑者(25)。

現場は、東京・中野区にある新築の高級タワーマンションだ。

被害に遭ったのは、このマンションに住んでいた20代男性で、事件は16日午後7時前、「男性の首をはさみで刺した」という佐藤容疑者からの119番通報で明らかになった。

消防からの連絡を受け、現場に駆け付けた警察官が、血を流して倒れている被害男性を発見。
その場にいた佐藤容疑者が犯行を認めたため、殺人未遂の現行犯で逮捕した。

事件発生直後の現場を目撃した男性は「お巡りさん4、5人に囲まれて、女の人がフードかぶされて。(女は)暴れてない。抵抗しないで、そのままパトカーに乗せられて、連行されていったから。被害者が見えないように救急車に運ばれていったけど、救急車の中で救急隊員が心臓マッサージをしていた」と振り返る。

捜査関係者によると、佐藤容疑者と被害男性は事件前、何らかの理由で電車の中で口論になり、
マンションに戻っても口論は収まらず、もみ合いに発展した。

その後、佐藤容疑者が部屋にあったテレビラックの引き出しからはさみを持ち出し、男性の首を刺したとみられている。刺された男性は病院に運ばれたが、その後、死亡した。

犯行に使われた凶器は、部屋にあった15cm~20cmくらいのはさみだという。

以前から被害男性に暴力を振るうことも…

調べに対し、はさみを持ち出した理由についてこのように供述したという。

佐藤容疑者は「握力で勝てなかったので、はさみを出したら言うことを聞くと思った。振りかざしたら首に刺さってしまった」と供述している。

また、被害男性から告白され、2024年3月にスタートしたという交際については、「日頃から、ささいなことでけんかすることはよくあった。時には(私が)平手打ちしたり 殴ったりすることもあった」と話しているという。

今のところ口論になった理由については、明らかになっていない。警視庁は今後、容疑を殺人に切り替えて捜査を進める方針だ。
(「イット!」9月17日放送より)

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