広島市・中区の空鞘稲生神社(そらさやいなおじんじゃ)で13日午後3時過ぎに現れた男。誰もいない隙を狙って、目の前のお守りにすーっと手を伸ばした。境内でカメラが捉えたのは、罰当たりすぎるお守りドロボーだった。

神聖な神社で…罰当たりな行動

約490年の歴史がある空鞘稲生神社。ここで罰当たりな行動があった。

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空鞘稲生神社の禰宜・内田久紀さんは「神社という神聖な場所でそういうことができる方がいるのがすごく残念」と話す。

神社に現れたのは、リュック姿の男。さい銭箱に近づき、お金は入れなかったものの、丁寧に参拝した。次に男は、御朱印などがもらえる「授与所」へと向かった。男が持つ御朱印帳には多くの御朱印がずらり。御朱印帳を手渡し、職員が奥へといなくなると、何かを確認するようにあたりをぐるりと見渡した。

お守りを手に取り、別のお守りで隙間を埋める男
お守りを手に取り、別のお守りで隙間を埋める男

すると、目の前のお守りを手に取り、元あった場所は別のお守りで隙間を埋めて財布の中へ入れた。さらに、もうひとつも、同じように別のお守りをすーっと移動させ、偽装。そのまま胸ポケットにしまった。

「うちでしたことでラストにして」

お守り2つで2000円。朱印料は500円で、合計2500円の支払いになるはずだが、御朱印の代金500円のみ支払って立ち去っていったという。

禰宜の内田さんは「神社自体は御朱印とか集めているので、好きな場所なのかなとは勝手に思っている。なのでうちでしたことでラストにしてほしい」と話す。

神主は、警察に通報・相談したという。
(「イット!」 9月16日放送より)

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