75歳以上の高齢者の半数以上が「暮らしに満足している」と回答しました。
総務省がまとめた9月15日時点での人口推計によりますと、75歳以上の人口は前の年から71万人増えて、2076万人となりました。
これは日本の総人口の16.8%に当たります。
日本人の6人に1人が75歳以上という超高齢化社会となる中、花王が75歳以上の男女111人に郵送で、暮らしに関するアンケートを行い、集計結果を公表しました。
それによりますと、暮らしに満足しているかについては、75歳以上の58%が「かなり満足(12%)」もしくは「やや満足(46%)」と回答し、不満の18%(「やや不満(14%)」「かなり不満(4%)」)を大きく上回りました。
(「どちらともいえない(23%)」)満足と感じる理由では「家族・友人との仲が良好」「自分の好きなことができている」、不満を感じる理由では「健康や家計への不安」との声が多く挙がりました。
また、約7割が「疲れやすくなった」、約8割が「体力の衰えを感じる」と不調を訴えたものの、「知識を増やし、教養を深めることに関心がある」と答えた人が69%に上りました。
総務省のまとめでも2023年の75歳以上の就業率は11.4%と、比較可能な1978年以降、過去最高となっていて、元気で活発な高齢者が増えている現在の日本の状況が垣間見えます。