群馬県の住宅で窃盗グループによって、高級車が盗まれかける瞬間がカメラに捉えられた。犯人たちは停めてあった車の鍵を開け、車内へ侵入したが、防犯ブザーが何度も作動したため、焦ってクラクションまで鳴らしてしまった。その後、男らは諦めて去っていったという。
車ドロボーVS防犯ブザー
群馬・邑楽(おうら)郡のとある住宅の駐車場で11日午前3時頃、全身黒ずくめの怪しい影が車の中で何やらガサゴソと動いていた。その正体は、高級車を狙う“車ドロボー”たちの姿だ。
この記事の画像(11枚)真っ暗な駐車場で、車の影に身を潜める男が一瞬カメラに顔を見せた次の瞬間、防犯ブザーが現場に鳴り響いた。
すかさず別の男が運転席へと向かい対応し、一度は音が止まったものの、再び警告音が鳴り響いた。その後、仲間の男が運転席へと向かい、ようやく音が鳴り止んだ。
音が止まると男たちは、車に乗り込んだが、またしても警告音が鳴り始めた。
さらに男たちは防犯ブザーに焦ったのか、クラクションも鳴らしてしまった。
被害者も映像を見て、「クラクションを鳴らしたのは、そこは犯人のミスなんですよね」と飽きれ気味に話す。
「警告音」に「クラクション」まで鳴らし、大きな音もお構いなしに車を盗み取ろうとしていた犯人たちは、その後、結局車を盗めず現場を後にした。
被害者は、「車のクラクションが何度か鳴るんですけど、その瞬間に犯人の車のブレーキランプが付くんですね。その直後に、私は逃走したんじゃないかなと思ってます」と推察している。
犯人退散…防犯対策が功を奏す
狙われた車は、5年前に約450万円で購入したというランドクルーザーで、しっかりと盗難対策を行っていたため被害を防ぐことができた。
しかし被害者は、「私も知らないところで、私の車に人が乗って盗もうとしているっていう映像がリアルに残っているので、もう本当鳥肌が立ちました」と、ぞっとする想いだったと語っている。
男性は、警察に被害届を提出しているという。
(「イット!」 9月13日放送より)