2025年3月に閉校する岩手県盛岡市内の小学校で9月12日、レモンを使って電気の仕組みを楽しく学んでもらおうという特別授業が行われました。
2025年3月で閉校する盛岡市立生出小学校の全校児童17人が取り組んでいるのはレモンを使った電池づくりです。
学校での思い出を作ってもらおうと企画されたもので、東北電気保安協会の職員が講師を務めました。
レモンには銅の板と亜鉛の板を刺すと、亜鉛のイオンがレモンに溶け出すと同時に電子が発生し、その電子が銅線を通って銅の板へ移動することで電気が流れます。
この電池はダイコンなどの野菜でもつくることができ、児童たちはつくった電池で、ライトを光らせたり電子オルゴールの音を鳴らしたりして、電気の仕組みを学んでいました。
6年生の児童
「電気の仕組みがよくわかったのでこれからも電気を大切に使っていきたいなと思いました」
6年生の児童
「(今年度で)最後の生出小で(授業を)協力してやってくれたので、すごくうれしかったです」
また児童たちは電気の安全な使い方についても学んでいました。
生出小学校は2025年4月から渋民小学校に統合されることになっています。