自民党の総裁選挙が12日に告示され、これまでで最も多い9人が立候補を届け出た。若手にベテランに女性、経歴もさまざまだ。次の総理大臣に就任する自民党の新しい総裁に秋田県民は何を求めるのか、街で声を聞いた。
12日に告示された自民党の総裁選には、現在の制度になって最も多い9人が立候補した。議員票と全国の党員票367票ずつで争われ、新たな総裁に選出されれば次の総理大臣に就任する。
県内では12日、党員・党友計1万722人に投票用紙が発送された。
9人の候補は、年齢も経歴もさまざまで、新たなリーダーを選ぶ戦いに注目が集まっている。
県民は国の新たな「かじ取り役」に何を求めるのか。秋田市で聞いた。
男性(70代・無職):
「農業県だから農業をよく考えている、あるいは山をよく考えてくれる、そういう人が良い。まったく知らない人よりは」
女性(40代・パート):
「物価が上がっているから、もう少し庶民の賃金も上がったら良い。目新しい感じになったら良い」
男性(80代・無職):
「やはり外交が大事。日本は危ないからしっかりやらないと。一言でいえば『平和で安定した日本』にできる人」
男性(30代・自営業):
「自分の保身を考えない人。実際に会って話しているわけではないが、自分の保身を大事にしているという印象があるので、そういったものを度外視して、国のために動いてくれる人が良い」
男性(60代・無職)
「旧メンバーより若いほうが良い」
女性(60代・無職)
「いま、お金(裏金)のことでいろいろある。それがすっきりしていない。でも税金は払うばかりで、年金は下げられている。金の問題をしっかりクリアにしてほしい」
秋田1区選出の冨樫博之衆院議員は石破茂氏の推薦人になっていて、石破氏に投票する。
秋田3区の御法川信英衆院議員と金田勝年衆院議員は、加藤勝信氏の推薦人に名を連ねている。
石井浩郎参院議員は「各候補の主張を聞いて検討する」としている。
自民党の総裁選は9月27日に投開票される。