12日に告示された自民党総裁選。山陰から注目するのは、鳥取選出の石破茂元幹事長で、立候補の届け出から初の演説会までその発言が注視されました。
12日に告示された自民党総裁選では、午前10時から各候補の陣営が立候補を届け出ました。
立候補したのは過去最多となる9人で、候補者が乱立するこれまでに類をみない戦いとなりました。
5度目の総裁選となる衆議院鳥取1区選出の石破茂元幹事長は、支援を受ける国会議員らが集まった12日午前の出陣式でも、議員人生における「最後の戦い」を強調し勝利を誓いました。
石破茂元幹事長:
信頼される、ルールを守る自民党、私は実現してまいります。「最後の戦い」と申し上げたのは、申し述べたことは総理総裁でないとできない最後の戦いと位置づけ、必ず勝利を目指す。新しい日本国のために石破茂と共に戦い、必ず勝利をいたして参ります。
そして午後には、初めて候補者9人が勢ぞろいした所見発表演説会が開かれました。各候補が熱を帯びた訴えをする中、石破元幹事長は9人中8番目に登壇しました。
石破茂元幹事長:
いくつかの「守る」ことを掲げました。まず第一に「日本を守る」。このアジアの地域に集団安全保障の仕組みを作っていく、防衛費の増額も必要でしょう、憲法改正、自衛隊の明記も必要なことです。
能登の震災があった。今あちらこちらで震災が起こる、ではそれを予知する体制は十分なのか、衛星を上げることによってそのような予知をさらに可能にする。
地方の所得が上がらなくていいのか。労働者1人1人の権利を守るために、私は全力を尽くしてまいります。
「守る」をキーワードに、論点を1本に絞って国防や災害対応力の強化、そして地方創生の実現を強く訴えました。
自民党は、立候補者9人が勢ぞろいする演説会を全国各地で開く事にしていて、中国地方では唯一、9月20日午後3時から松江市のくにびきメッセで開催します。