プロバスケットボール 秋田ノーザンハピネッツと介護福祉用品などを取り扱う秋田市の企業が10日、病院にタブレット端末を贈った。
秋田ノーザンハピネッツとオフィシャルパートナーのかんきょうは、2023-2024シーズンから「かんきょう Assist FunD!(アシストファンド)」を始めた。
これは、選手が試合の中で得点につながるパス「アシスト」を1回するごとに、ハピネッツの語呂に合わせた82円を積み立てるもので、シーズン終了後に、集まった金額を社会に役立つ取り組みに活用する。
2023-2024シーズン、チームは1113アシストを記録した。このうち最もアシスト数の多かった熊谷航選手が、秋田市の中通総合病院の平山雅士副院長にタブレット端末2台を贈った。
中通総合病院は、体調がすぐれない子どもを一時的に預かる「病児保育室」を備えていて、タブレット端末で子どもたちがアニメを見たりゲームをしたりする予定。
かんきょうの阿部翔社長は「私たちは福祉用具を扱っている会社で、人を助ける・アシストすることを仕事にしている。このファンドを通じて、今後もいろいろな困っている人を助ける取り組みをしていきたい」と語った。
また、秋田ノーザンハピネッツの熊谷航選手は「バスケットボールという仕事の中で、このように地域に貢献できたことがすごくいいことだと思った。こういうファンドがあるよと事前に分かれば、観客やブースターもアシストしたところで『お、いいパスだな』と見方が変わると思う」と話した。
ハピネッツとかんきょうは、10月に開幕する新シーズンでも取り組みを続ける。