実りの秋、いよいよ北海道産の新米が出始めました。食卓に上るのはいつごろになるのか。そして気になる値段は?
道の駅にはコメを求めて“行列”まとめ買いする人も
コメどころ、北海道空知の長沼町の道の駅です。農家の直売所では9月8日から地元産の新米が並び始めました。9月11日も午前9時の開店と同時に大勢の人がコメを求めて訪れました。
「新米の『ゆめぴりか』です。ちょうどなくなったので良かった」
「いつも買いに来る。新米の時期はコメを買う」
「ここ、ありますね、安いです」(いずれも新米を買った人)
11日、販売された新米は長沼町で収穫された「あやひめ」と「ゆめぴりか」
5キロと10キロあわせて約200袋です。中には4袋まとめて買った人も。
「新米を買えて良かった。20日過ぎに東京に帰るのでお土産にする。『ゆめぴりか』はとてもうまいから」(東京からの短期移住者)
価格は5キロで2300円から3000円。肥料や燃料費の高騰で去年に比べ1割から3割ほど上がったといいます。
「量はあると思う。質は良いと思う。きれいだし甘みもある。申し訳ないとは思うが少し(価格を)上げさせてもらった」(すべて町村農場 町村 昌修さん)
「この値段なら普通。以前より高いけどね」(新米を買った人)
札幌ではいつ新米手に入る?
それでは札幌で道産の新米が手に入るのは、いつごろになるのでしょうか?豊平区のスーパーでは。
「今、オープンしました。皆さんコメを買っていきます。こちらの店頭では、道産の新米は並んでいませんが次々と売れていきます」(狐野 彩人 アナウンサー)
まだ新米は並んでいませんが、道産米5キロ入り28袋が30分で完売しました。
札幌では28袋が30分で完売 「もう何でもいいからほしい」
「新しいコメが食べられるのだったら新しい方がいいけど、(家に)ないから買う」
「まだ新米が出ていないとは思っていたんですけど、なかったのでもう何でもいいから欲しい」
「(新米)早く出てほしいです。いつも以上に待っています」(すべてコメを買った人)
今週末から道産の新米が店頭に並ぶ予定
新米が店頭に並ぶのはいつごろなのでしょう。
「9月20日以降に『ななつぼし』の5キロが2990円ぐらいで販売できると予測。感覚的には去年の10キロの値段が今年の新米は5キロに。1家族1袋、みんながおコメを食べられるような形をとれたらと思う」(キテネ食品館 中塚誠 さん)
道内の農業関係者によると道内の小売店の店頭には今週末から道産の新米が並ぶ予定だといいます。
今年はコメの出来もよく道内の作付面積も増えたため、今後需要が落ち着けば価格も下がるとみています。