日本時間11日、アメリカ大統領選に向けた最大のヤマ場ともいわれるテレビ討論会が行われました。

若者から絶大な人気を誇る歌手テイラー・スウィフトさんが、討論会後すぐさま自身のSNSを更新。

そこで、「私は2024年の大統領選挙でハリス氏とウォルズ氏に投票する」と民主党候補のハリス副大統領を支持することを表明しました。

前回の大統領選挙で、テイラーさんは民主党のバイデン陣営を支持し、勝利を後押ししたともいわれています。

今回の選挙でも動向が注目されているテイラーさんですが、2024年2月、テイラーさんの恋人のアメリカンフットボール選手がスーパーボウルに出場を決めたことで、その場を当時民主党候補の可能性が高かったバイデン氏の再選に利用するのではとの臆測が広がりました。

これに対し、トランプ氏の支持層などから「試合が操作された。バイデン政権の陰謀だ」などと、陰謀論も出る事態となったのです。

そして8月には、トランプ氏がSNSを通じ、あたかもテイラーさんが「あなたがトランプに投票することを望む」と呼び掛けているような、AIで作られたフェイク画像を共有。

「歓迎する!」とコメントを添え、テイラーさんのファンがトランプ氏を支持するメッセージ入りのシャツを着ている画像を投稿したのです。

現地メディアによりますと、テイラーさんがハリス氏を支持したことについて、討論会後、記者団に問われたトランプ氏は「分からない」と答えたといいます。

テイラーさんのハリス氏支持の表明は、大統領選にどういう影響を与えるのか注目されます。