JR北海道は9月10日、千歳線北広島駅で最終列車を降りた利用客がホームにいたのにも関わらず、改札口への扉に誤って鍵をかけ、利用客が翌朝まで約4時間30分にわたり取り残されたと発表しました。

 取り残された客にけがはなく、健康状態にも問題はなかったとしています。

 JRによりますと9月9日0時25分ごろ、札幌発千歳行きの普通列車の最終列車から降りた利用客1人が上り線のホームに乗り残されました。

 当時、駅に泊勤務していた60代の駅員が、ルールで定められた最終列車到着後のホームの見回りをせずに、ホームの監視モニターを確認しただけで、改札口につながる扉の鍵を施錠しました。

 利用客は電気が消えたホームに取り残され、約4時間30分後の午前4時20分ごろ、始発列車の運行準備で鍵を開けた駅員により発見されました。

 利用客は健康状態に問題もなく、そのまま改札口から出ていったということです。
 
 JR北海道は「お客様にご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。最終列車到着後は、ホーム巡回を行い、お客様がいらっしゃらないことを確認し施錠するよう指導します」としています。

北海道文化放送
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