鹿児島市の西原商会アリーナで15日に「第43回かごしまマーチングフェスティバル」が開かれます。KTSライブニュースでは注目チームを5回シリーズで紹介します。1回目は鹿児島県姶良市の龍桜高校吹奏楽部です。

龍桜高校は2023年のかごしまマーチングフェスティバルでコミカルな演技を披露し会場を大いに沸かせていました。

あれから1年。
この年の演奏が話題を集めたこともあって、2024年度の部員数はここ数年で最も多い41人に。

しかし、チームはこの夏、楽器を持たずに行う基本動作の反復に明け暮れたそうです。

先輩
「背中が丸まっていたり、猫背の人はすごく目立つから、もうちょっと意識して歩いてください!」
部員
「はいっ!」

基本練習を大事にするのは、新しく加入した1年生の17人が、ほとんどマーチングの未経験者だからです。中には楽器を持つのも初めてという生徒も。

楽器初心者の1年生
「定期演奏会に行ったときに『かっこいいな』と思ったので入った」
「部活動体験に行ったとき、すごく先輩たちが楽しそうなので入った」

1年生
「動きながらいろんな表現付けながら形ができるので聴いていても迫力があるし…」

1年生たちは先輩の背中を追いかけながら練習に食らいついています。

そんな龍桜高校の2024年の演目は「蒼の躍動」です。2023年、ザ・ドリフターズのコミカル路線から一転して、2024年は正統派の楽曲を選びました。

「静」から「動」までの多彩なイメージを持つこの曲。生徒たちそれぞれの演奏の表現力にチームとしての演技の表現力が加わることで、マーチングならではの見応えある作品に仕上がってきました。

そんな成長途中のチームを引っ張るのは3年生たち。


3年生
「もっとかっちり動けていたのに、楽器を持つとできなかったりすることが多いので、もっといけるんじゃないかな!!と思う」

3年生
「きついこともたくさんあるが、その年にしかいないメンバーもいるので、みんなで一つの作品を作りあげるのが一番楽しいです」
「さすがだー!ありがとう!生徒会長!」

2年生たちもムードメーカーとしてチームを盛り上げます。

2年生
「2年生のいいところがあるんです。マーチングのときにちゃんとカウントするんですよ」
「マーチングフェスティバルは観客を楽しませるのはもちろんだが、自分たちも楽しい演奏ができるよう頑張りたい」


見る人々をとにかく楽しませ、自分たちも楽しむ。龍桜高校吹奏楽部のエンターテインメント精神は、2024年も健在です。

「龍桜高校吹奏楽部です。マーチング頑張ります」
「元気もりもり!!」

大会は9月15日、鹿児島市の西原商会アリーナで開かれます。当日の模様はKTSアプリとホームページでライブ配信します。ぜひご覧ください。

鹿児島テレビ
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