12日に告示される自民党の総裁選挙をめぐり、健康保険証の廃止延期論が争点の1つに浮上しています。
林官房長官は、マイナンバーカードへの一本化に伴い12月に廃止される現行の健康保険証について、国民の不安を踏まえて廃止延期を検討する考えを示しました。
林官房長官:
みなさんが納得した形でスムーズにマイナ保険証への移行をやっていくために必要な検討をしていきたい。
これに対し河野デジタル相は、「真意をしっかり確認したい。官房長官も閣内で、その政策を推し進めてこられた一人である」と述べ、廃止延期を否定しました。
石破元幹事長は、多くの国民に不利益が生じる場合延期も選択肢との考えを示しました。
石破元幹事長:
使えないで困ってる人いっぱいいます。そういう状況が仮に全力を尽くしてもあったとすれば、併用ということも考えるというのは選択肢として当然だ。
一方、小泉元環境相の演説では、菅前首相が「小泉進次郎さんに日本のかじ取りを託したい」と延べ、小泉氏への支持を明言しました。
また、茂木幹事長は子育て世帯との懇談の中で、給食の無償化を訴え、小林前経済安保相は食料自給率を上げる必要性を強調し、上川外相は推薦人確保への決意を示しました。
高市経済安保相は9日、加藤元官房長官は10日に出馬を表明します。