クマの出没が相次いでいた南砺市の平地区で5日朝、南砺平高校付近で親子と見られるクマ2頭が目撃され地元の猟友会により駆除されました。
これによる、人への被害はありませんでした。
5日午前7時ごろ、南砺市大島の南砺平高校の駐車場付近に仕掛けられていたクマの捕獲用のワナに成獣のクマがかかっていて、近くに子グマがいたのが目撃されました。
*リポート
「クマが発見されたのは学校のすぐそばで、クマ捕獲用のワナの上に子グマがまたがっているのを教員が目撃しました」
通報を受けて警察や地元の猟友会が駆け付け、およそ2時間後に2頭のクマは駆除されたということです。
この地域では1週間前からクマの出没が相次ぎ、地元の猟友会が平高校の近くにクマ捕獲用のワナを設置していました。
駆除された成獣のクマは大きさがおよそ1m10cmで、これまで付近に出没していたクマとみられています。
*南砺平高校の教員
「親グマなのか仲間なのかはっきりとは分からないが、ワナの中にもう1頭クマがいることが分かった」
クマが目撃された現場には教職員の他に南砺平高校の生徒や工事関係者がいましたが、ケガなどはありませんでした。
*生徒
「朝学校に来た時いました。初めて見てびっくりしました」
南砺平高校ではクマ出没が相次いでいるため、5日の下校時は生徒をバス停や寮まで車で送り届ける措置が取られました。