クマの出没が相次ぐ中、富山県は今年秋のツキノワグマの出没予測を発表しました。

それによりますと、県森林研究所がクマの主食となるドングリの実のつき具合、「作柄」を調査したところ、ブナはクマが多く出没した去年に続き不作となりましたが、ミズナラとコナラは「不作」から「並作」に改善したということです。

過去、似たような作柄だった2007年・2009年はクマの出没が少なかったことから、今年の秋、クマが大量に出没する可能性は低いとしています。

一方、今年は8月までのクマの出没が225件と例年のおよそ1.7倍に増加していることから、県は、既に里山地域に定着していることも考えられるとして、山間の集落を中心にクマの出没に警戒するよう呼びかけています。

富山テレビ
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