西日本をゆっくりと進んでいる台風10号の影響で岩手県内にも暖かく湿った空気が流れ込み、内陸では激しい雨が降った所がありました。
遠野市では土砂崩れが発生し、交通にも影響が出ています。
台風10号は(30日午後3時現在)、瀬戸内海付近をゆっくりと東寄りに進んでいます。
東北地方にも湿った空気が流れ込んでいる影響で、県内では南部や沿岸を中心に雨が降りました。
花巻市大迫では昼ごろに1時間に36ミリの激しい雨を観測しました。
石橋美希アナウンサー
「午後1時半すぎの遠野市です。ここ数日の雨の影響でしょうか、斜面が崩れ土砂が道路を塞いでいます」
遠野市では8月25日と同じ場所で再び土砂崩れが発生し、釜石道の宮守インターチェンジから遠野インターチェンジまでの上下線で通行止めとなっています。
31日午後6時までに予想される24時間降水量は、多いところで沿岸南部で100ミリ、沿岸北部と内陸で80ミリとなっています。
県内では台風の間接的な影響で31日まで雨の降りやすい状態が続く見込みです。
これまでの雨で地盤が緩んでいるおそれがあるため少しの雨でも土砂災害などに警戒が必要です。