山梨・富士吉田市で7月29日、高齢の男性が運転する軽自動車が、右折車線で左ウインカーを点滅させながら逆走する危険運転を繰り返していた。
その後、その高齢の男性が乗る車にトラックが衝突する事故が発生した。
「こわい、こわい、こわい」危険運転繰り返す車
山梨・富士吉田市の道路で7月29日、右折車線にもかかわらず、左のウインカーを点滅させ、道路を逆走する軽自動車をカメラがとらえた。
この記事の画像(13枚)ドライバーの前を走る1台の軽自動車は、右折車線にいながら左のウインカーを出しているが、交差点に入るとそのまま直進した。
「途中でまずいんじゃないかなと思った」と話す撮影者の男性は、その光景に「やばい!センターライン越えてる!逆走している」と叫び、同乗者も「こわい、こわい、こわい」と声を上げていた。
軽自動車は、さらに対向車線を逆走するなど、危険な運転を繰り返していた。
撮影者の男性は「おそらくおじいさん。高齢者の方だと思います。怖かったですね、正直」と話していて、車を運転していたのは、高齢ドライバーだという。
軽自動車はその後も、ウインカーを点滅させたまま直進を続けた。
撮影者の男性の脳裏に、「対向車に突っ込むんじゃないか」と不安がよぎったその直後、左側から飛び出してきたトラックが前を走っていた車に衝突した。
「まさか被害者側…」高齢ドライバーが被害者に
当時の映像には、「危ない、危ない、危ない、危ない」と叫ぶ撮影者の声と、「あぁぶつかった」、「事故やん、ウソでしょ」と思わずつぶやく同乗者の声が残されていた。
同乗者は、「おじいちゃん、被害者なんだ」と、思わず口にした。
危険運転を繰り返していた高齢ドライバーに起きた、まさかの結末に、撮影者の男性は「まさか被害者側っていうんですか、前の車が被害者側になるとは思ってませんでした。できることであれば、人に迷惑かけないうちに、免許返納してもらえるのが一番いいのかなって」とコメントしている。
(「イット!」 8月28日放送より)