お風呂で一日の疲れを流す人は多いだろう。
そんなお風呂タイムに、かつてない気持ちよさをプラスしてくれそうな「泡のシャワー」が、発売を目指しクラウドファンディングで支援を求めている。


動画を見ると、シャワーヘッドから生成される泡で全身を包み込む外国映画のような体験ができそうだが、「KINUAMI(絹浴み)」と名付けられたこのシャワーは、住宅設備を扱うNITTO CERAと、防災機器メーカーのモリタ宮田工業が共同で開発。
7月24日までクラウドファンディングサイトのMakuakeで100台限定の先行予約を受け付け、応募金額が目標に到達すれば発売される。
気になるお値段は、本体セット+1か月分の専用トリートメント剤(別売予定あり)が税・送料込み43000円で、2020年1月末までのお届け予定となっている。

お風呂が好きな人は当然、風呂ギライな人も「非日常が味わえそう」と興味を引かれたのではないだろうか。
「天然シルクの泡」とはどんなものなのか?さっそく担当者に聞いてみた。

まゆに包まれたような暖かで滑らかな感覚です

――泡を浴びるのは、どんな感じがする?

濃密な泡を全身に纏うことで、白い「まゆ」に包まれたような、暖かさと滑らかさを感じていただけると思います。
これまでに感じたことのない感覚だと思います。


――泡を浴びるだけで体を洗う代わりになる?

本製品は、洗身後にカラダのトリートメントとしてご使用いただく製品として、開発をしております。
洗身を目的としてはおりません。


三重県立看護大学・三重県工業研究所 調べ(14名を対象)

「KINUAMI」は全身をパックする「カラダトリートメントシャワー」だという。
プロジェクトの解説によれば、独自の泡生成技術で実現した、手では不可能なほどのキメ細かい泡が全身に密着するので、熱が逃げるのを抑えて保湿を促進。

また、「KINUAMI」の泡と同重量の石鹸液を全身に塗布して比べると、泡があると胸部肌表面の温度が統計学的に有意に高いことが確認されたそうだ。
さらに専用のカラダトリートメント剤には、純国産天然シルクから抽出した保湿成分や、肌に潤いを与えるボタニカル成分が使われている。

泡に配合される「主要ボタニカル成分」

「泡シャワー」は消防車の技術を応用

――開発したきっかけは?

モリタグループが消火技術で培った「泡生成技術」で、介護現場など入浴作業の負担を軽減できないかと発想したことが、要素技術の開発動機となりました、
その後、NITTO CERA、モリタ宮田工業、Makuakeの3社で「全身を泡に包まれることによる、高揚感」という体験価値を最大化するには、どうすればよいかということを考えたのが「KINUAMI」誕生のきっかけと言えます。


――消火技術で培った「泡生成技術」とは?

モリタの消防車のラインナップの一つに、様々な火災を効率よく消火するため、水っぽい泡から硬い泡まで、泡の質を調整でき、連続的かつ大量に作る装置「CAFS(キャフス)」が備わっている消防車があります。
この泡生成技術を応用し、浴室用のシャワーで身体に潤いある泡も生成できるようにしたのが「KINUAMI」です。

レバー1つで通常のシャワーと併用できる

消火技術で培った泡生成技術というのも面白いが、家の風呂に設置するのは大変なのだろうか。

「KINUAMI(絹浴み)」は、浴室の壁にマグネットで貼り付ける本体と専用シャワーヘッドに加えて、浴室の外に設置するコンプレッサーと、それを動かす電源が必要。
本体は浴室の水栓やコンプレッサーと繋ぐ必要があるが、取り付けサービスなどは行っていない。

設置後、本体に「KINUAMI専用カラダトリートメント剤」を入れ、切り替えレバーを「泡生成モード」にして、いつものようにシャワーのお湯を出せば、見るからに心地よさそうな泡シャワータイムが実現する。
もちろんレバーを元に戻せば、通常のシャワーも使うことが可能だ。

正しい使い方は、ちゃんと身体を洗い流した後、約30秒ほど全身に泡を放出し、約3分間ほど泡を擦り込むように優しくマッサージして、流し落とすのだという。

――どんな温度でも泡立つの?

適切な泡を生成する為には、約40度のお湯が必要になります。


――「専用カラダトリートメント剤」はどんな香り?

すっきりとして清涼感のある、ボタニカル成分由来の香りになります。


――女性の意見は活かされてるの?

技術開発メンバーは男性中心ですが、企画・デザイン・マーケティング等のメンバーは女性が参画しています。
また、製品化の過程で美容感度の高い女性にモニタリングを実施するなどし、ターゲットユーザーに近い女性の意見を大切に製品化に活かしてきました。


――100個限定で追加販売はしないの?

今回のクラウドファンディングでは、追加の予定はありません。
クラウドファンディングの結果を受けて、その後の展開を検討して参ります。


――買う前に試したい人は「KINUAMI」を導入したホテルとかないの?

現状ありません。が、どこかで常設体験できるようにしたいですよねぇ…

バスルームへの設置イメージ

今回のクラウドファンディングは3月27日からスタートして残りは46個となっている。(4月2日現在)
興味がある人は急いだほうがいいかもしれない。