普段走ることができないレインボーブリッジと東京ゲートブリッジを自転車で駆け抜けるライドイベント「GRAND CYCLE TOKYO」。

12月1日(日)の開催に向けて、エントリーが始まっている。

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その「GRAND CYCLE TOKYO」のアンバサダーに就任した5名(稲村亜美、神田愛花、小島よしお、武井壮、団長安田 ※五十音順・敬称略)が、自転車でしか見えない景色に会いに行き、東京の魅力を再発見する。

暑すぎる2024年夏。今回の「とうきょう自転車さんぽ」はアスリート、そしてタレントの武井壮さんが涼を求めて川へ、海へ繰り出す。自転車なのに?

子どもの頃から自転車で都内を走り回っていたと言う武井さん。自転車に関してどのようなイメージを持っているのだろう。

「ちょっと街中から抜けた時の懐かしい匂いみたいなのは、今だに自転車に乗っていると感じるんですよね。車だとなかなか感じられない光の差し方の違いだったり。そういうのをつぶさに感じ取ることができるのが自転車のいいところで、そろそろ雨降ってきそうかなとか、何かそういう空気も雲と風の湿度とかで感じ取れるので、空気を感じられるっていうのが一番自転車の楽しさだと僕は思っています」

港区から大田区まで続く海岸通りを走る武井さん。

自転車で路地に入ると、普段目にしている東京湾のシンボル・レインボーブリッジも、また違った表情を見せてくれる。

「この辺りは以前ちょっと暮らしていたことがあるので、よく自転車では走っていましたね」

武井さんがかつて暮らしていた港区芝浦の港南地区は、実は人工島の集まり。

実に19もの橋が、それぞれの島を繋いでいる。その中の1つ、「渚橋」は上空を東京モノレールの架線が走り、水辺と相まって、独特の景観となっている。

そんな水の街・東京をもっと楽しむ方法が「水上タクシー」だ。

水上タクシーはチャーターすることで、ルートと乗船時刻が指定できるため、自由な「船旅」が体験できる。その中は自転車と少し似ているようだ。

「自転車で乗れるのは知らなかったな」

武井:
こんにちは!これ、自転車で乗れるんですか?

船長:
はい、乗れます。

武井:
どうしたらいいんでしょう?

船長:
そのまま乗せていただいて。

武井:
このまま?よろしくお願いします。

船尾のデッキに自転車を乗せると、船長がロープで手すりにしっかりと固定してくれる。これなら水上タクシーが揺れても、自転車が川に落ちたりする心配はない。

武井:
船長さん、この東京を水上タクシーで移動する魅力とか教えていただいてよろしいですか?

船長:
そうですね、車のように信号待ちとか渋滞がないので、時間が結構目安が立てやすいところですかね。

武井:
なるほど、この運河沿いなら時間を気にせず、ピッタリの時間で移動できるってことですね。何かこう、景色とかもやっぱり魅力あるんですか?

船長:
普通の道路で走るよりは目線が下がるので、視点が変わって、同じものを見ていても新鮮さを感じたりします。

武井:
確かに、この水上から東京の街を眺めて、この橋の下をくぐっていくって、なかなか普段経験できないですもんね。

船長:
橋の下で停まってね、橋をこの下から見るというのもなかなかないですし。

武井:
なるほど!更にこの自転車をね、水上タクシーに乗せて移動することでの魅力とかメリットはあるんですか?

船長:
自転車で移動して、ちょっと休憩がてら船に乗っていただいて、チャーターですのでプライベートでくつろぎながら、景色を楽しみながら移動して、また降りてから自転車で移動するっていうような形で乗船していただく。

武井:
街と街の移動は、休憩しながらこの水上タクシーで新しい景色を眺めて。で、次の目的地に行ったところでまた自転車で楽しめるということですね。これはかなりメリットありますね。体力をセーブしつつ。

船長:
そうです。

武井:
街を楽しめる。ありがとうございます!

黄色い船のキャビンに入ると、そこはエアコンが装備された空間。真夏の炎天下でも、雨天でも快適に過ごせる。

「おぉっ!快適なキャビンでございますね。こんな感じで移動できるんだ。(座って)うわっ!低い!水面がすぐそこだな」

水上タクシーが桟橋を離れた。

いつもとは違った目線で、少し優雅に東京の名所を「さんぽ」してゆく。

「自転車でこんな水上タクシーに乗れるとは思わなかった!お台場から行くんですね。上にゆりかもめと首都高速が通ってます。首都高台場線。いつもお世話になっております」

水上タクシーは芝浦を出発した後、東京湾に出てから隅田川を上り、約50分かけて浅草を目指す。「百獣の王」のキャッチフレーズで名を馳せた武井さんだが、水上に出ると興奮が止まらない。

「うわっ!来たよフジテレビ。球体!あれ?球体、なんか輝きが増してない?磨いたの?自分の暮らしている東京だけど、こんな風に眺めること、あんまりないなあ。東京ってすごいね。こんな所で暮らしているんだな、自分って。うわ〜隅田川。結構こうやって隅田川に入ってくると広いですね、隅田川も。川幅とか」

「さっき渡った築地大橋を今からくぐります!勝鬨橋に向かって、今、築地大橋の下をくぐります。あ〜真上に築地大橋が」

「勝鬨橋の下をくぐりますね。見たいけどね、こうウィーンとなる(橋が可動して開閉する様子)ところを。あそこに管制塔みたいなのがありますもんね。あそこでコントロールしていたんだな。懐かしいね、この辺」

水上タクシーは、築地大橋の上流に架かる勝鬨橋を通過していく。

「これは気持ちいいわ!スカイツリーが目の前に!そして佃大橋がやって来ましたよ!

前回の「自転車さんぽ」で渡った3本の橋を、下から眺めることができた。

こんな体験ができるのも、水上タクシーのおかげ。自転車+水上タクシーという“二刀流”だからこそ、橋の様々な表情を楽しむことができる。ちなみに隅田川には鉄橋や高速道路も含めると、全部で39もの橋がある。

混雑する首都高速を横目に、水上タクシーは浅草に近づいていく。スピードは決して速くはないが、人の感性に寄り添う速度。そんなところも自転車と似ていると言えるだろう。

「なんか新鮮ですね、東京を川の上から見るって。こんな魅力もあったんだなっていう。自転車乗ってこんなエンターテインメントができるんだっていうのも初めて知ったので。時には水上タクシーに自転車乗せて、走るルートとかも考えたら楽しいかもしれないですね。ここで1枚撮っておかないとダメなんじゃないかな」

清洲橋とスカイツリーを背景に、スマートフォンで自撮りをする武井さん。「自転車+水上タクシーさんぽ」に、気分も上々のようだ。

「ウェ〜イ!いい写真撮れた!じゃあ浅草向かいましょうか!」

いつもと違う景色を、心地よいスピードで。
陸路も水路も、自由自在に楽しむ。
それが「とうきょう自転車さんぽ」。

「とうきょう自転車さんぽ」
フジテレビ(関東ローカル)
毎週火曜21時54分~

GRAND CYCLE TOKYO
レインボーライド・マルチスポーツ

12月1日(日)開催
9月16日(月・祝)までエントリー受付中
https://grand-cycle-tokyo.jp/

【アンバサダーからのメッセージはこちら!】

とうきょう自転車さんぽ
とうきょう自転車さんぽ

「坂、水、橋。自転車でしか見えない、東京の景色に会いに行く」。
皇居を取り囲むように水路で発展してきた街・東京は、電車や自動車移動ではなかなか気づかない、「坂と橋の街」でもある。自転車のスピードで街を巡れば、普段は気づくことのできない地理や歴史、風情などを感じることができる。この番組では、「GRAND CYCLE TOKYO 2024」のアンバサダーが都内を「自転車でさんぽ」し、風を感じながら楽しさをリポート。疾走感ある主観映像と、絵ハガキのような風景映像で東京の素晴らしさを伝えていくミニ番組です。