15日午前6時半ごろ、栃木・那須塩原市の東北自動車道下り線で、軽自動車が追い越し車線を逆走し、普通乗用車と正面衝突し炎上。運転手2人が死亡し、乗用車に乗っていた子ども2人が重傷を負った。事故直前の様子を捉えたドライブレコーダーの映像には、猛スピードで逆走する軽自動車が映っていた。
ドライブレコーダーに記録された逆走車
高速道路を走っていた車のドライブレコーダーに記録された逆走車。
この直後、軽自動車と普通乗用車が衝突事故を起こし、大破した。
現場は、栃木県那須塩原市の東北自動車道下り線。
それぞれの車の運転手が死亡し、普通乗用車に乗っていた9歳の男の子と7歳の女の子が重傷を負った。
軽自動車は、事故の直前、ドライブレコーダーに記録されていた逆走車だった。撮影した人は、直前に何を見たのかーー。
現場ではゴムが焦げたような臭いも…
15日6時半ごろ、栃木県の東北自動車道で発生した事故。普通乗用車が、追い越し車線を逆走してきた軽自動車と正面衝突し、運転手していた2人が死亡した。
取材したカメラマン:
2台の車両が炎上した現場です。ゴムが焦げたような臭いが立ちこめています。
中央分離帯のガードレールに、後ろ側が乗り上げるような形でとまった軽自動車は、焦げたような跡も見える。
事故の直前、現場近くを走行していた車のドライブレコーダーの映像には、追い越し車線を走っていた前の車が車線を変更した瞬間、逆走する軽自動車が目の前に現れた。
「避けるのが1秒遅れたら…」
映像が記録された車を運転していた人は、フジテレビの取材に対し、次のように答えた。
運転していた人:
避けるのが1秒遅れたら、亡くなられた方と同じだったと考えるとゾッとします。
逆走車とすれ違った場所は、事故現場の1キロほど先。
逆走車はそのまま追い越し車線を走り続け、正面衝突したとみられる。
亡くなった2人の身元は遺体の損傷がひどく、性別や年齢もまだ分かっていないという。
普通乗用車に乗っていた2人の子どもは9歳の男の子と7歳の女の子で、ともに重傷だが、意識はあるという。
(「イット!」8月15日放送より)