お盆に入り、各地で賑わいを見せるなか、鹿児島市の山形屋も多くの人で混雑していました。
経営再建計画が動きだして初めてのお盆。
来店客からは、ふるさとのデパートを思う声が聞かれました。
鹿児島市金生町の山形屋です。
地下1階の総菜コーナーでは、お盆を家ですごそうと、午前10時の開店直後から多くの人が煮物やおはぎなどを買い求めていました。
中でも多くの人が購入していたのがこちらのローストチキンです。
店によりますと、お盆の期間は売り上げが通常より30%ほど上がり、1番人気のローストチキンパックは、多い日で1日500個ほど売れるということです。
目の前のロースターで、約1時間半かけてじっくりと焼かれるチキンに多くの人が食欲をそそられていました。
来店客
「来るたびに買って帰ります」
「ローストチキン(以前食べたら)大変おいしかったのでまた持って帰ってみんなで食べようとしていたところです。ご先祖様を振り返るようなお盆にしたいと思っています」
「のんびり楽しくおいしいもの食べて過ごしたい」
轟木康陽記者
「正午前の山形屋食堂前です。多くの人が列をなしていて、最大で20分待ちだということです」
一方、最上階の食堂にも多くの人が。
一番人気は、名物の焼きそばです。
お盆の期間中は通常より200食多い、約800食が提供されるということです。
来店した人
Q「何を頼みましたか?」
「かたやきそばです。ここの名物。懐かしくておいしいですね。」
「ここにきたら必ずやきそばは(頼む。)定番なので」
経営再建に向けた新体制となり、初めて迎えたお盆。
来店客からは「頑張ってほしい」といった声も聞かれました。
東京から帰省
「私たち小さい頃からここでよくご飯食べていたのでなくなったらいやだなって(思います)。残っててほしいです。山形屋が」
来店客
「大変だと思うけど頑張ってほしい。本当に昔からってことは、大切なことだから
頑張ってほしい」
山形屋 業務部 広報担当・坂口博英部長
「天候にも恵まれて多くのお客様にご来店いただいている。夏休みのひとときを楽しんでいただけたらと考えている」