鹿児島県霧島市のごみ焼却場が8月2日から施設の不具合で運転を停止していることがわかりました。

焼却場の置き場は満杯になりつつあり、市では他の自治体の焼却場などを利用するなどして対応しています。

霧島市国分の敷根清掃センターです。

約2000トンの可燃ごみが、ピットと呼ばれる置き場に山積みになっています。

5つあるピットの扉のうち、3つはごみで埋まって開けられない状態だということです。

霧島市によりますと、この清掃センターでは、8月2日から焼却炉の電気ケーブル約300本がショートしたため、運転を停止しているということです。

そのため、ピットや建物内の仮置き場にごみをためざるをえない状況で、8月9日からは鹿児島市など他の自治体の焼却施設に持ち込む対応が取られています。

ごみの収集は通常通り行われ、市民生活に影響はないということですが、ごみの量が限界近くに達したことから、霧島市は防災無線やホームページを通じてごみの減量などの協力を市民に呼びかけています。

霧島市・四本久衛生施設グループ長
「プラスチックについてはゴミを取り除いて洗ってもらう。可燃ゴミについても水切りをしてもらって、減量化をお願いしている」

焼却炉の復旧はお盆休みと重なったこともあり、長引いていて、市では8月20日の運転再開を目指しています。

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。