福岡・筑紫野市で7月、見通しの悪いカーブでトラックが追い越しを試みた際、衝突を回避したドライバーの車に、後続車が追突する事故が発生した。
事故により後方が大きく損傷し、修理費は約50万円かかる見込みだという。
急ハンドルも間に合わず…追突
福岡・筑紫野市の県道で7月23日、反対車線に止まる車を追い抜こうとしたトラックとの衝突を回避しようと、ドライバーがブレーキを踏んだ直後、後ろを走る車から追突される事故が起きた。
この記事の画像(11枚)現場となったのは、見通しの悪い緩やかなカーブで、追突された撮影者は、「反対車線に停車している車が見えたんで、その横から車が来るかもしれないと思ったんで、ブレーキしたら後ろの車から追突されたというかたち」と、事故の状況を説明した。
事故の直前、後ろには1台の白い車が走っていて、追突を避けようとハンドルを切ったが、間に合わず衝突した。
追突された撮影者は、「車間距離もちゃんと取ってました。相手の方もカーブ曲がった先に自分が止まってたんで、ブレーキが間に合わなかったと言ってた」と話す。
この事故により、車の後方はボディがべっこりとへこみ、修理には約50万円かかるという。
「突発的な事態に対処できる注意が必要」
追突された撮影者は、「自分の車線の方に車が止まっていたら、反対車線の車を先に行かせるっていうように、トラックはもっと譲る精神を持ってほしい」と訴えている。
こうした事故の責任について、交通事故鑑定人ラプター所長・中島博史氏は、「きっかけはトラックであったとしても、追突してしまった車に事故の責任があります。突発的な事態が起きても対処できるような注意が必要」だと指摘している。
車で出かける機会が増えるお盆シーズン、運転の際は、くれぐれも注意が必要だ。
(「イット!」 8月13日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)