広島県の道路を走行中だった車のドライバーが突然、顔にレーザーを照射される危険行為に遭遇した。車内カメラにはバイクの人物が走行中の車に横付けし、顔を狙ってしつこくレーザーを照射する様子が映っていた。その後、駐車場に避難した車をバイクはしつこく追ってきたという。
危険…運転中のドライバーの顔に“レーザー照射”
8月4日、広島市の道路を走るドライバーが、突然自分の顔にあてられた緑色の強い光に気がついた。ドライバーは、どこからかレーザーポインターを向けられていたのだ。
この記事の画像(14枚)異変に気がついた当時、ドライバーは「完全に目を狙ってきているなという感じ。目が見えなくなる危険があるので怖かった」と話し、確かに狙われている感覚に恐怖を感じたという。
レーザーポインターを目に当てることは、目の障害を引き起こす可能性がある危険極まりない行為だ。
誰が光を向けているのか、ドライバーが前をよく見てみると、交差点で1台のバイクが停車していた。ドライバーは、「信号が青になってもどかなかったので、クラクションをちょっと鳴らした。配達員にレーザーポインターで目に当てられた」と当時を振り返る。
被害に遭ったドライバーによると、バイクを運転していたのはデリバリーの配達員で、40代ぐらいの男性ではないかという。
すれ違ったはずのバイクが横付け…至近距離から照射
しかし、レーザーポインターによる嫌がらせは、これで終わらなかった。
突然、バックミラーに反射した光が顔に当たった。なんと、すれ違ったはずのバイクが追ってきたのだ。
さらにバイクの配達員と見られる人物は、走りながら車に横付けし、近距離からもレーザーを照射。ドライバーはたまらず手で光を遮った。
ドライバーは身の危険を感じたため警察に通報し、コンビニの駐車場に避難。しかし、バイクのライダーは駐車場までしつこく追ってきたという。
車内カメラには、警察に通報中のドライバーが「あ、今犯人いましたね」と話す様子も映っていた。
その後、バイクのライダーは車のほうをちらっと見ると、走り去っていったそうだ。レーザーポインターの直撃を食らったドライバーは、病院で目の検査を受けたという。
ドライバーは、「直後は視界にちょっと黒い影が見えたが、だいぶマシになってきた。こういうことはやめてほしい」と訴えている。
(「イット!」 8月9日放送より)