ウクライナのゼレンスキー大統領は、6日から行われているロシア領内への大規模な攻撃についてウクライナ軍によるものであると初めて認め、「戦線を侵略者の領内に押し込んでいる」と主張しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシア西部クルスク州で5日間続いている攻防についてウクライナ軍による越境攻撃であると初めて認めました。その上で「戦線を侵略者の領内に押し込んでいる」「必要な圧力だ」と強調しました。
ロシア当局はクルスク州の国境地帯から7万6千人以上が避難したと発表しています。
一方、ロシア軍は追加の部隊を派遣し反撃していて、両者の攻防は激化しています。
ウクライナはロシア領の一部を占領することで、今後、ロシアとの交渉を有利に進めたい狙いがあるとみられます。