宮崎県の日向灘を震源とするきのうマグニチュード7.1の地震を受けて、7日南海トラフ地震臨時情報が発表されました。沖縄気象台や県は地震への備えを改めて確認してほしいと呼びかけています。
南海トラフ地震臨時情報が発表されたのは今回が初めてで、沖縄気象台は7日、1週間程度は地震の発生に備え、県内では特に津波に注意するよう呼びかけました。
内閣府が想定する最大規模のマグニチュード9.1の地震が起きた場合、県内には最大で3メートルの津波が予想されているほか、想定震源域の最も南、もしくは西の端で発生した場合、1時間弱で本島北部に津波が押し寄せることが想定されています。
臨時情報を踏まえ県は災害対策準備態勢をとり、津波の被害が想定される名護市や国頭村など16の市町村や関係機関と連携して24時間態勢で情報収集にあたっています。
玉城知事「沖縄県は南海トラフ巨大地震の想定震源域には含まれていないものの、今後地震の発生に伴い津波が到達する恐れがあることから、引き続き今後の気象や地震などの情報に留意していただきますよう、よろしくお願いいたします。」
玉城知事は今年4月に県内で津波警報が発表された際課題となった外国人への災害情報の発信についても速やかに対応策を取りまとめる考えを示しました。