福岡・筑紫野市の国道で3日、黒い車が猛スピードで当て逃げ事故を起こし、赤信号を無視して走り去った。複数の傷がついた車は、映画「ワイルド・スピード」登場車のエアロパーツを製作した会社に特注したスポーツカーで、車のオーナーは「修理費は多額になる」と肩を落とした。
「さすがに追えない」黒い車が猛スピードで接触
福岡・筑紫野市の国道でカメラが捉えたのは、黒い車が猛スピードで接触し、速度を落とすことなく、赤信号の交差点を突っ切っていく一部始終だった。
この記事の画像(11枚)当て逃げされたドライバーは、「いきなり『ドンッ』ときたので『えっ!?』と…。普通止まるだろうと思うけど、躊躇なくスピードを上げてきた。(黒い車は)赤信号を無視して行っているので、私もさすがに追えないなと思って停車していました」と振り返る。
事故が起きたのは、8月3日午後10時過ぎ。片側3車線の道路で、ドライバーは赤信号のため、左側の車線に停車し、右折車線には別の乗用車が止まっていて、黒い車は、真ん中の車線を走り抜けていった。
後方のカメラを見ると、近づいてくる黒い車は走行車線をはみ出して走っているようにも見える。
映画「ワイルドスピード」登場車手掛けた会社に発注した特別な車
この事故により、車には、車体やホイールに複数の傷が付いた。
車は12年前から大事に乗り続けている、特別なスポーツカーだったという。
当て逃げされたドライバーは、「映画 『ワイルド・スピード』で、エアロ(パーツ)を作った会社に頼んで作っていただいた」と話しており、修理費も相当な金額になる可能性があるという。
警察は、道路交通法違反の疑いで、逃げた黒い車の行方を追っている。
(「イット!」 8月7日放送より)
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