27年間営業してきた山盛りが自慢の食堂が閉店

沖縄県にある那覇埠頭で営業してきた山盛りメニューが自慢の波布食堂が3月28日に閉店した。働く人や観光客の胃袋を満たし続けた波布食堂の閉店を惜しむ声が今なお聞かれる。
27年間客のお腹を満たしてきた店の閉店までを追った。

この記事の画像(20枚)

男性:
もう一回、もう二回ぐらい食べたいですね

港湾で働く男性:
あの味はちょっと忘れられない

これまで店を切り盛りしてきた、店主の仲村渠梨枝子さん(67)。

一番のウリはこのボリューム。

店主・仲村渠梨枝子さん:
みんな何でって聞くけど少ないのと多いのどっちが好き?

客:
多い方が好きです

店主・仲村渠梨枝子さん:
でしょ?だから。単純だね

子供:
マジで美味い

27年前、夫の仲村渠進さんと波布食堂を開業。

ハブ港の様に多くの人が行き来する場所になるように、また、ハブの様に末永く続く様という思いから波布と名付けられた。

閉店の理由を、店主の仲村渠梨枝子さんに訪ねてみた…。

店主・仲村渠梨枝子さん:
何でかね、歳食って疲れてきました

閉店の日に密着

3月28日(木)閉店の日。午前6時、普段の日と同じように一人で仕込みを始める仲村渠さん。
普段通り、黙々と仕込みが続けられる。

ーー最終営業日ですね?

店主・仲村渠梨枝子さん:
普段と一緒、何も変わらない。特別な気持ちも何もない。

開店前、外には長蛇の列が…

午前11時に開店し多くのお客さんで店内は溢れ返る。

中には20年前から通ってる常連客も…

ーー波布食堂の思い出は?

常連客:
やはりですね最初見た時のインパクトですね。量の多さ。自分では肉そば派なので肉そばを完食した達成感っていうか、年を取るに連れてもやはり達成(完食)したいなという思いがありますね。これが食べられなくなると寂しくなりますね

常連客:
自分の記憶の中に留めていきたいと思います。完食です。美味しかったです

午後1時、行列に並ぶ一人のおばあちゃん…

おばあちゃん:
朝の11時30分から並んでます。5~6年前に主人と来たんですけどね、主人がなくなってね…思い出に一人で来ました。あの大盛りを他のお客さんに運んでいくのがとてもおかしくてね…

外で待ち続け店内に入れたのは並び始めて3時間後…

おばあちゃん:
そばじょーぐー(そば好き)だったからお父さん。思い出すね、思い出すね、お父さんとね…
美味しかった。3時間待った甲斐があります

午後5時半…

店主・仲村渠梨枝子さん:
ごめんなさいね。(食べることが出来なかったお客さんから拍手)

波布食堂閉店。

27年の思い

店主・仲村渠梨枝子さん:
お客さんにも周りの人にも恵まれて、27年間来れたことにすごい感謝しています。完全に今日で終わりなんだって…終わりました27年間私なりに頑張って来ました。思い出は一杯あるよ。お客さんとも一杯ある。27年もいたら色々な人がいるし、色々思い出したら一言では語れない

多くの人の思い出と共に27年の歴史に幕を閉じた。

(沖縄テレビ)

【関連記事:日本各地の気になる話題はコチラ】